こんにちは!前回に引き続き、リフォームご提案のお勉強。
ということで、今回は”子どもの「安心」を育む空間”について考えていきたいと思います!
「空間デザイン心理学®」によると家は単なる生活の場ではなく、
子どもの心と行動を育む「第三の教育者」であるそう。
心できる空間は、子どもの心を穏やかにし、成長を自然に後押ししてくれます!

今日は、お部屋の間取りという観点から、考えてみたいと思います。
余談ですが、私の実家は子ども部屋がかなり広く、
3姉妹それぞれが勉強机で部屋の隅を陣取っていくというスタイルでした。
私は気が散りやすいので、周りに壁があると落ち着くタイプ。
なので学習机で個人の空間を確保しつつも、声をかければ妹たちとコミュニケーションが取れる空間が心地よくて好きでした。
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それはさておき。
大人が「合理的」と思っていても、子どもは「感性」で感じるため、
しばしば「寂しい」と感じる空間になってしまうことがあります。
例えば
◎家族が集まれない場所
→みんなで座れるソファやテーブルがないと、子どもは「愛されていない」と感じる可能性がある。
◎孤立する部屋
→リビングや親の部屋と遠すぎる、あるいは顔を合わせずに自室に行ける動線だと、
「自分だけ遠ざけられている」と感じてしまいがち。
こんなところですかね。
ただ、角度空間を少し変えるだけで、家族の会話を増やしつつ、お子様の集中力もアップさせることができます。
ポイントは大きく3つ。「距離、視野、背後」を意識することです!
①距離 3.5m以内にする。
「怒鳴り声」に聞こえず、穏やかに話すことができます。これ以外と距離短いんですよね。
②お互いの顔が視野60度以内。
会話が生まれやすく、話を受け止めてもらいやすい。顔が見える安心感もあります。
③後を壁にする。
心理的な安心感が生まれて集中力がアップする。

ここから分かるに、子どもが勉強に集中するための環境づくりは「安心」がカギなんですね。
また、カラフルなおもちゃや動きのあるテレビは目に入らないように隠すなども有効だそう。
子供だけでなく、大人でも共通している部分がありそうですね!
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と、いろいろポイントを述べてきましたが、最も大切なことは、
すべての子どもに完璧な「正解」の部屋はないということ。
兄弟でも性格は違うので、その子にとって「安心できる」と感じられる空間を
柔軟に探していくことが大切だそうです!

