増打ち?打ち替え?

オーナー様にとって、修繕コストの抑制は利回りに直結する重要な課題です。

しかし、雨漏り修理における「安易な部分補修」は、後に多額の二次被害を招く「落とし穴」になることが少なくありません。

今回は、RC造(鉄筋コンクリート造)の建物で注意すべき「縦目地シーリング打ち替え」について、雨漏り診断士の視点から解説します!!


RC造の「縦目地」に潜む雨漏りのリスクとは?

外壁のの継ぎ目にある「目地」。ここを埋めているシーリング材は、建物の防水の要です。

劣化が進むと、「予算を抑えるために、傷んでいる上半分だけ打ち替えればいいのでは?」というご相談をいただくことがあります。

しかし、「半分から上だけの打ち替え」は非常にもったいない、あるいは危険な選択となる場合があります。

なぜ「上半分だけ」ではダメなのか?

目地の内部には、目に見えない「雨水の通り道」ができることがあります。

  1. 出口を塞いでしまうリスク: もし目地の上部から微細な雨水が浸入していた場合、新しくした上半分は綺麗でも、古い下半分との境目で水が滞留します。

  2. 内部浸入の加速: 逃げ場を失った水は、シーリングの裏側やコンクリートの微細なクラック(ひび割れ)を通り、建物内部へと入り込みます。これが結果として、深刻な雨漏りに直結するのです。

雨漏り修理の鉄則は、「水を入らせないこと」以上に「入った水をスムーズに出口まで逃がすこと」です!

縦目地を打ち替える際は、部分補修で済ませず、必ず下までしっかり打ち替えて「水の出口」を確保するのが安心です。


「増し打ち」は△?

「古いシーリングの上から新しいのを重ねる『増し打ち』なら安く済むし、厚みも増すから良いのでは?」という考え方も一般的ですが、ここにもリスクが隠れています。

理由は先ほどと同じく、「雨水の出口を完全に塞いでしまう」からです。

古いシーリングと新しいシーリングの間にわずかな隙間があると、そこに入り込んだ雨水は外に出られません。

表面を新しいシールでバッチリ塞いでしまうと、内部に溜まった水はどんどん奥へ浸透し、躯体のひび割れなどから室内の雨漏りを引き起こします。

表面だけを綺麗にする「増し打ち」は一時的な解決には見えますが、内部劣化を加速させる原因になりかねません。


資産価値を守るなら打ち替えが最短ルート

手間とコストはかかりますが、既存のシーリングをすべて取り除く打ち替えが、大切なお客様の建物を守るための最も確実な方法です。

もちろん、予算の兼ね合いや、現状のシーリングの状態によっては既存を残すパターンもゼロではありません。しかし、その判断には専門的な知見が不可欠です。

収益物件の利回りを下げない修繕を

共創未來株式会社は、「収益物件の利回りを下げない」をコンセプトに掲げています。

目先の安さだけでなく、長期的な修繕コストの最適化を第一に考え、雨漏り診断士が確かな技術で状況を見極めます。

雨漏りや外壁の劣化でお困りの不動産オーナー様、まずは現地調査からお気軽にご相談くださいね!!


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