【屋根リフォームの落とし穴】その屋根材、実は使えないかも?

不動産オーナー様にとって、所有物件のメンテナンス費用は利回りに直結する重要な問題ですよね。

特に「屋根」のリフォームは高額になりがちですが、実は「屋根の勾配(傾斜)」によって

選べる屋根材が制限されるという事実はあまり知られていません。

今回は、雨漏り診断士の視点から、収益物件の利回りを守るために知っておきたい

「屋根勾配と葺き替えの注意点」について解説します!!


屋根リフォームの落とし穴:その屋根材、実は使えないかも?

収益物件の屋根リフォームを検討する際、

「耐久性が高いから」「デザインが良いから」

という理由だけで屋根材を選んでいませんか?

実は、屋根の角度(勾配)には、それぞれの屋根材が持つ「最低勾配(最低限必要な傾斜)」というルールが存在するんです!

なぜ「勾配」が重要なのか?

屋根の役割は、雨水を速やかに下へと流すことです。

  • 勾配が急な場合: 水が速く流れるため、隙間から水が入りにくい。

  • 勾配が緩やかな場合: 水が滞留しやすく、毛細管現象などで屋根材の継ぎ目から水が浸入しやすい。

このため、緩やかな勾配の屋根に「急勾配用」の屋根材を伏せてしまうと、構造的に雨漏りを防げなくなるのです。


【勾配別】伏せ替え可能な屋根の種類

一般的に、日本の住宅で使われる主な屋根材と、必要とされる勾配の目安は以下の通りです。

1. 緩勾配(1寸〜3寸未満)

ビルやアパートの最上階に多い、ほぼ平ら、あるいは緩やかな傾斜の屋根です。

  • 適した屋根材: 金属屋根(縦葺き)

  • 注意点: 瓦や一般的なスレート(コロニアル)は施工できません。もし現在、金属屋根の物件で雨漏りしている場合、同じ金属屋根でも「横葺き」から「縦葺き」への変更が必要になるケースもあります。

2. 並勾配(3寸〜5寸未満)

もっとも一般的な住宅・アパートに多い勾配です。

  • 適した屋根材: スレート、ガルバリウム鋼板(横葺き)、アスファルトシングル

  • 注意点: スレートは「3寸以上」が基本ですが、3寸ギリギリの場合は防水シート(ルーフィング)の質を上げるなど、プラスアルファの対策が推奨されます。

3. 急勾配(6寸以上)

デザイン性の高い物件や、雪国に多い傾斜です。

  • 適した屋根材: 瓦、スレート、金属屋根(ほぼすべての種類)

  • 注意点: どんな屋根材でも選べるメリットがありますが、工事の際に「屋根足場」が必要になるため、施工費が割高になる傾向があります。


不動産オーナー様が意識すべき「利回り」と屋根の関係

「安く済ませたいから」と、勾配に合わない安価な施工を選んでしまうのは、収益物件においてはもっとも危険な選択です。

  1. 早期の雨漏り発生: 施工ミス扱いにならず、保証対象外になるケースもあります。

  2. 修繕コストの増大: 再度の伏せ替えが必要になり、結果として数百万単位の損失を招きます。

  3. 入居者の退去リスク: 雨漏りは入居満足度を著しく下げ、空室の原因となります。


共創未來株式会社では、単に屋根を新しくするだけでなく、物件の構造、現在の勾配、そしてオーナー様の事業計画に合わせた最適なプランをご提案します。

「今の屋根材のままでいいのか?」「もっと耐久性が高く、メンテナンス費用を抑えられる素材はないか?」といった疑問に、雨漏り診断士がプロの視点でお答えします。

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